

古河電池では、社員が自分らしいキャリアを自ら築き歩み続け、また長きにわたり活躍できる環境づくりの一環として、
各種休暇・休業やフレックスタイム制、在宅勤務などを導入し、柔軟な働き方が選択できる仕組みづくりをしています。
今回は、福利厚生のうち育児に関する制度にフォーカスし、仕事と育児を両立させている5人の社員に語ってもらいました。
MEMBER
SESSION 01
育児をサポートする
古河電池の制度

仕事と育児を両立するために、どのような制度を利用していますか?
- A.Kさん
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フレックスタイム制はすごく助かっていて、ほぼ毎日使っています。コアタイムがないフレックスタイム制なので、自分のペースで仕事ができるのがいいですね。
- S.Kさん
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私もフレックスタイム制を活用していて、毎日7時〜15時40分で働いています。16時半くらいに家に帰れるので、育児に参加しやすいんです。
- H.Tさん
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在宅勤務制度も重宝しましたね。私は子どもが2人いるんですが、第一子のときは在宅勤務を活用して妻の負荷を減らすことができたので、よかったと思います。
- M.Uさん
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フレックスタイム制と在宅勤務を組み合わせることで、自分のペースで仕事と育児を両立できますよね。私も、出社の日は時短で仕事をして、在宅勤務の日に長めに仕事するという感じでバランスを取っています。

- S.Kさん
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育児休業(以下、育休)以外の制度で言うと、「ファミリーケア休暇(ファミケア)*1」は本当に助かっています。
- *1 ファミリーケア休暇:家族の看護や介護の必要があるときに請求できる休暇(有給扱い)。年間80時間を限度とし、時間単位で取得できる。
- H.Sさん
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ファミケアは時間単位で取れるからいいですよね。特に病院通いのときには重宝しています。
- M.Uさん
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そうそう。子どもが小さいと病院に行く頻度も高いけど、病院って土日は休みだったり、平日の夕方は混んでいて長時間待たないといけなかったりしますよね。日中の空いている時間に通院できるのは、とても助かっています。
- H.Tさん
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古河電池には、一般的に付与される有給休暇とは別で、欠勤にならない休暇制度がたくさんありますよね。私は中途入社なんですが、こんなにいろいろ揃っている会社は珍しいと感じます。
- S.Kさん
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「男性育児短期休暇*2」とか、ユニークですよね。有給で休暇を5日取れるから、育休のお試しみたいな感じでも使えるし。
- *2 男性育児短期休暇:男性社員の育児参画を目的として、子が1歳1ヶ月に達するまでを限度に、子1⼈につき日単位で5日間取得できる休暇(有給扱い)。
- A.Kさん
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妊娠中に使える制度には、「妊娠通院休暇*3」や「つわり休暇*4」がありますよ。私が1人目を出産したときは、まだこれらの制度がなかったので、つわりで大変な中、3時間待ちで通院するのがすごく大変でした。今は休暇が取れるようになったので、負担が軽くなったと思います。育児と関係ないところでも、自分自身の疾病に使える「セルフケア休暇*5」というものがあり、休暇に関しては困らないですね。
- *3 妊娠通院休暇:妊娠期間中の社員が、検診や保健指導のために通院する際、取得できる休暇(有給扱い)。
- *4 つわり休暇:妊娠期間中の社員が、つわりにより就業が著しく困難な場合、取得できる休暇(無給扱い)。
- *5 セルフケア休暇:反復・継続して治療が必要となる疾病を持ち、且つ医師より通院を指示されている社員が取得できる休暇(有給扱い)。

- M.Uさん
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「復帰してからのサポートが手厚いね」というのは、他社で働いているママ友さんからもよく言われます。慣らし保育期間も育休期間にしてくれるから、これもすごくありがたい。
- H.Sさん
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有休を使用せずに育児に時間が割けるから、仕事と育児を両立しやすいですよね。
SESSION 02 育休の取りやすさ

男性育休は取得しやすい環境だと感じますか?
- H.Tさん
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第一子のときは周りに育休を取らない人が多くて、取りづらい雰囲気はありました。でも最近は育休を取得する男性社員も増えてきて、その流れに背中を押されて第二子の育休を取得したという感じです。ずいぶん取りやすくなったと思います。
- S.Kさん
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私も第一子のとき、だいたい6年ほど前ですが、育休を取りづらい雰囲気がどうしてもありました。それで育休を取得せずに、有休を取得しながら育児に参加したんです。その後育休を取った第二子、第三子を経ても、未だに「第一子のときにも取っておけばよかったな」ってすごく後悔しています。

- H.Sさん
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我が家は夫が1ヶ月育休を取ってくれたのですが、お互い初めての育児で何したらいいかわからないまま過ぎたという感じで、1ヶ月じゃ足りない。できればもう少し長く取ってほしかったなという気持ちはあります(笑)。ただ、短くても育休を取ってくれたのは、すごく助かりました。
- H.Tさん
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夫の立場からすると、どうしても「慣れていない自分が育児に関わっても、かえって足手まといになってしまうんじゃないか?」と不安になってしまうよね。
- S.Kさん
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そうなんですよ。でも、慣れていないのは妻も同じなんですよね。2人とも初めての経験だと、イーブンの関係で一緒に育児スキルを上げていける。自分が後悔している分、同僚や後輩には、「育休は絶対に第一子から取った方がいい!」と強くお勧めしています(笑)。
SESSION 03 育休後の職場復帰

育休から復帰するにあたり、会社とどのように協力して進めていきましたか?
- A.Kさん
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育休って、仕事から完全に離れて100%子どもと向き合える機会でもあります。なので、子どもたちと一緒にたくさん公園に行って遊んだりして、育休期間だからこそできることをやり尽くしてから復帰しました。
- H.Tさん
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育児中ってどうしても思い通りにいかないことも多いから、時間があるときにしかできないことをするのはいいですね。
また、育休中はどうしても収入が下がってしまうので、人事担当者に相談して、「育休を何ヶ月取ると収入がこれくらいになるよ」とシミュレーションをしてもらいました。おかげで収入面は不安を感じずに育休に入ることができたかな。皆さんはどうですか?

- M.Uさん
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私は復帰してから時短勤務にしたんですが、私も人事担当者に「時短にするとお給料はこうなるよ」というシミュレーションをしていただきつつ、働き方を決めていきました。
- H.Sさん
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あらかじめ分かっていると安心感がありますよね。育休から復帰してバリバリ働きたい人もいれば、少しペースダウンして働きたい人もいる。私は育児していても仕事をセーブする働き方はしたくなかったので、復帰するときには上司に「こんなふうに働きたい」と相談しました。
- M.Uさん
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復帰のときに、自分から上司に対して、お休みを貰っている立場で「復帰するから面談してください」というのは少し遠慮してしまうところもありますが、人事担当者との復帰前面談の際に、上司との面談の機会を設けてくれるので助かりました。産前・復帰前・復帰後と面談の機会があるので、安心感をもって復帰できました。
SESSION 04 育休後の意識の変化

育休を経て、仕事への向きあい方や考え方に変化はありましたか?
- S.Kさん
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私は昨年子どもが生まれたので、3ヶ月の育休をいただきました。期間としてはそこまで長くはないものの、育休を経て仕事に対する向き合い方は少し変わったように思います。皆さんも、育休の前と後で変化したことはありますか?
- H.Sさん
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育児を経験したことで、誰かが困っているときに察知できるなど、周りを広く見られるようになったと感じています。今までは目の前の仕事をがむしゃらにこなすことが主だったのですが、周囲の状況に敏感に気付けるようになったことで、他の社員の方の仕事をサポートすることも上手くできるようになった気がします。

- A.Kさん
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育休を取る前はどうしても、「残業できない」というマイナス面ばかりが先行していました。でも、子育てを通じて今までとは違う、新しい世界が広がったように感じています。うちの子は、電車が好きでとても詳しいんですけど、その影響で私も鉄道車両に詳しくなったんですよ。古河電池は鉄道車両用の蓄電池も製造しているので、この知識は業務で役に立ちました。
- H.Sさん
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私もA.Kさんと同じように、「育休を取ることで、これまで頑張って積み上げてきたものがなくなってしまうのでは」「穴をあけて申し訳ない」みたいなネガティブな気持ちがありました。でも今振り返ってみて、制度を使って仕事を続けることができる、「申し訳ない」ではなく「ありがとう」という感謝の気持ちが大きいポジティブな経験だったなって思います。
SESSION 05 これからのキャリア

今後は、どのようなキャリアを描いていきたいですか?
- H.Sさん
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古河電池は製造業ということもあり女性の社員数が少ないので、管理職の割合も少ない。仕事と育児を両立している女性のモデルケースもまだまだ少ないんです。育児をしながらキャリアアップを目指す女性社員として、ロールモデルの一つに自分もなれたらいいなと思っています。
- M.Uさん
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第二子を出産後、復帰するときに上司から「ぜひ管理職を目指して頑張ってください」と言っていただいたんです。「育休期間というブランクがあってもキャリアの道は開かれているし、負い目を感じる必要はないんだな」と嬉しくなりました。期待に沿うためにも、仕事と育児を両立しつつ管理職を目指していきたいですね。
- S.Kさん
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そう考えると古河電池は管理職で子持ちの方も多い。仕事と育児を両立しながら管理職を目指せる環境が整っていると感じます。子煩悩な方もたくさんいますね。

- M.Uさん
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H.Sさんも話していたけれど、やっぱりパパが育休を取ってくれるとママもすごく助かるんですよね。なので、ぜひ勇気を持って一歩踏み出してほしいなって思います。育休を取るパパが増えれば、それが浸透してスタンダードになっていくと思う。
- H.Tさん
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そういう意味で言うと、まだまだ男性社員で育休を取得することに不安を感じている方もいると思うので、同僚や後輩たちに、自分の経験をもとにアドバイスやサポートができるようになりたいですね。
- A.Kさん
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私もH.SさんやM.Uさんと同じ。いろんなロールモデルがあっていいと思うので、仕事と育児を当たり前に両立しているロールモデルの一人に私もなれたら嬉しいなって思っています。私は福島県のいわき事業所で働いているんですが、特に地方では、仕事と育児の両立がまだまだ当たり前とは思われていないところもあるので、そういった風潮が変わっていくための一助になれたらいいなと思います。
それから、いわき事業所勤務の方で育児に関する制度の利用で迷った際は、実際に育児に関する制度を活用している私が人事総務グループにいるので、迷ったときにはいつでも気軽に相談に来てほしいですね。